逝ってしまった友へ

初めの未遂は、リストカットでしたね。

朝、仕事に行くかのように家を出て車で随分走ったのでしょう。死んでしまいたかったんですね。でも、少しだけこの世に未練があってお酒でごまかし、日帰り行方不明で私たち友達は随分心配させられあっちこっちと探し回ったんですよ。

やさしい、あなたには家庭が寂しかったかもしれませんね。自分の休みには妻は仕事。妻の休みには、自分は仕事。結構妻は好き勝手してたよね。許していたあなたは、つらかったね。仕事の重圧もあったよね。性格的に人を使えなくて全部自分で頑張ったものね。

発見せれて、しばらく精神科で過ごしていたけれどとんでもない病院でしたよ。

お見舞いに行き入り口から入るとすぐに、私は攻撃されてあなたへの面会を邪魔しようとした奴ら、あなたのそばを離れない奴、取りつかれたあなたはひどい形相でした。

何とか庭まであなたを連れ出せてその時は良かったけれど、今考えるとあのままそっとしておいたほうがBESTだったかも・・・。

私たちのお見舞いから随分と自分を取り戻したようだったけれど、憑いていましたね。

2か月ほど療養後仕事に復帰したあなたは、中身を半分どこかにおいてきてしまった用でした。

初恋での初めての相手との結婚だったと聞きました。

本当はもう少し強い人だったのでしょうが、魂をささげたんですね。

妻も私に見透かせれている感じを見せていましたね。

やさしい彼の心は、自分を楽にしてあげることに走っていましたね。

飲んだ後もいつもならタクシーで15分のところを5hもかかって徒歩で帰ったりしてまるで、自虐行為そのもの。

飲んで笑っていても、次の瞬間に移る時の表情2つの顔が重なっていて、私に挑んでいました。常に、憑いていました。私の力では祓えなかった。

二日ほど仕事を休んだ日メールしましたね。

具合は?

背中が痛いんだ!病院行ってきたから、月曜日にはいくよ!

まってるからね。

ありがとうな!

短いやり取りでしたが、これが最後でした。

月曜日はありませんでした。