クウォーツ(水晶)

神秘の魂への あ・れ・こ・れ

1月31日皆既月食に思いを寄せて『竹取物語』を知る-②

竹取物語』(たけとりものがたり)は

  平安時代初期に成立した日本の物語

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    成立年、作者ともに未詳

竹取の翁(たけとりのおきな)によって

光り輝く竹の中から見出され

翁夫婦に育てられた少女かぐや姫を巡る奇譚

 

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源氏物語』において

「物語の出で来はじめの祖(おや)なる竹取の翁」

とあるように、日本最古の物語といわれる

 

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竹取物語の本文系統が本格的に研究の

対象となったのは昭和に入ってからである

昭和5年(1930年)

初めて徳本正俊によって3系統に分類された

 

昭和14年(1939年)に新井信之によって

「古本系」「流布本系」の分類が示された

 

昭和40年(1965年)

中田剛直がそれまでの研究を受けた上で示した

 

流布本を3類7種とする分類が

現在最も一般的なものとなっている

古本系については

中田は2類2種

南波浩は後光厳院本を加えて3類4種に

今となっては昔のことであるが

竹を取り様々な用途に使い暮らしていた

翁とその妻の嫗がいた

翁の名はさるきのみやつこといっの作品には

かぐや姫が竹の中から生まれたという

竹中生誕説話(異常出生説話)

かぐやが3ヶ月で大きくなったという急成長説話

かぐや姫の神異によって竹取の翁が

富み栄えたという致富長者説話

複数の求婚者へ難題を課して

いずれも失敗する求婚難題説話

帝の求婚を拒否する帝求婚説話

かぐや姫が月へ戻るという昇天説話(羽衣説話)

最後に富士山の地名由来を説き明かす

地名起源説話

非常に多様な要素が含まれている

 

高い完成度を有していることから物語

または古代小説の最初期作品とされている

 

9世紀後半から10世紀前半頃に成立したとされる

かなによって書かれた最初期の物語

現代では『かぐや姫』というタイトルで

絵本・アニメ・映画などに受容 

 

竹取物語』は通称であり

平安時代から室町時代には

次のように呼ばれていた

平安時代 『竹取の翁』

 (『源氏物語』・絵合巻)

かぐや姫の物語』 (同・蓬生巻)

 

鎌倉時代 『竹取』 (『無名草子』)

『たけとり』 (『風葉和歌集』)

 

室町時代 『竹取翁』 (『河海抄』)

 

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 古写本の外題では

竹取物語』の他に『竹とり』

(久曾神甲本・流布本第1類)

 

『竹物語』(高松宮本・同第3類)

 

『竹取翁物語』

(古活字十行甲本・同第3類 など)

 

伝・後光厳天皇筆古筆切の1つ

「火鼠の皮衣」の一節が記されている

京都府毘沙門堂旧蔵(現在所在不明)

 

阿倍は唐の商人から火鼠の皮衣を購入した

この衣は本来燃えぬはずであったが

姫が焼いてみると燃えたの・・・・

 

成立年は明らかになっていない

原本は現存せず

写本は後光厳天皇の筆と

される室町時代初期

南北朝時代、14世紀)の

古筆切数葉が最古といわれる

 

完本では室町時代末期の

元亀元年(1570年)の奥付を有する

「里村紹巴本」

無奥書だが永禄~天正頃とされる

「吉田本」が発見されているものの

いずれも室町時代を遡るものではない

 

10世紀の『大和物語』、『うつほ物語』

11世紀の『栄花物語』、『狭衣物語

源氏物語』に

「絵は巨勢相覧、手は紀貫之書けり」

と言及されていることから

10世紀半ばまでに成立したと考えられる

 

またこの物語に関連あるものとしては

丹後国風土記』、『万葉集』、『今昔物語集

謡曲『羽衣』、昔話『天人女房』、

『絵姿女房』、『竹伐爺』、『鳥呑み爺』など

当時の竹取説話群を元に

とある人物が創作したと考えられる

 作者についても不詳である

 

作者像として

当時の推定識字率から庶民は考えづらく

上流階級に属しており

貴族の情報が入手できる平安京近隣に居住し

物語に反体制的要素が認められることから

当時権力を握っていた藤原氏係累ではなく

漢学(漢語・漢文訓読体の使用)

仏教・民間伝承に精通し

仮名文字を操ることができ

和歌の才能もあり、

貴重であった紙の入手も可能な人物で

性別は男性だったのではないかと推定されている

和歌の技法(掛詞・縁語の多用、人名の使用)は

六歌仙時代の傾向に近いことが指摘されている

 

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そのことから数多くの名が提唱されている

  源順、源融遍昭紀貫之

   紀長谷雄菅原道真

 

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天からの使者 月の姫

必要な傲慢さを発揮しながら

欲に囚われることなく、

一つ一つを踏みしめる事の大切さ

愛することの喜びも・・・

別れの悲しさまで・・・

人に 喜・怒・哀・楽 を示し

思いを何一つ残す事無く

天の月へ・・・

残されたものは

月に時を流され反省と後悔

努力を繰り返すことで

 愛の物語を伝えている・・・